朝晩の地下鉄料金値上げへ 地下鉄構内の保安検査を強化

北京市政府事務庁が、この度、「軌道交通の安全運営のさらなる強化に関する業務方案」を発表した。
これによると、今後、朝晩のラッシュ時において地下鉄運賃の調整を行う見込みであることがわかった。
市の地下鉄は2007年10月以来、利用距離に関わらず2元の均一料金を採用。
安価で利便性の高い交通手段として利用者が激増し、今年3月には、1日の利用者が1000万人を突破していた。
市全人代代表は、今後、上海や広州の水準に合わせ、6駅までの初乗り運賃を2元とし、7駅以降段階的に運賃を上げ、最高運賃を8~10元とする案を示している。
また同方案では、地下鉄構内での保安検査の強化も規定。
1号線「天安門東」駅と「天安門西」駅で実施中の金属探知機と検査員によるボディーチェックを、来年1、2月以降、13号線「龍澤」駅と5号線「天通苑」駅、1号線「八角遊楽園」駅でも試験的に行う。
しかし「東直門」駅B出口などの、金属探知機設置がスペース的に困難な駅もあり、市交通部門関係者は、今後の具体的な検査強化方法は検討中とする。
(12月16日)

 

 

~北京ジャピオン2013年12月23日号

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