本場の味とこだわりを

４月に２周年を迎えた広島お好み焼き専門店「焼極的」。
広島の名店で修業を積んだ店主の中島智さんが、コテを振るう。
「広島お好み焼きは、キャベツと生地とソースのバランス。
そして、焼き方ですべてが決まる」と語る中島さん。
キャベツは水分が多くても、少なくてもＮＧで、季節や状態に合わせて、焼き時間で調整する。
薄く敷いた生地に山盛りキャベツ。
ここで活躍するのが厚さ４㌢の特注鉄板だ。
開店以来〝フル登板〟中だが、中島さんの腕にかかれば、微妙な火加減もお手の物。
人気の「もやし炒め」（18元）や「ネギ塩牛タン」（40元）など、同店の80％以上の料理が、この鉄板の上で作られる。

特製〝おっこん〟に舌鼓

同店で、広島お好み焼きと人気を二分するのが、「焼極的特製おっこん」（35元～）。
耳慣れない名前だが、これは広島でも、ごく一部の地域でのみ食べられているお好み焼きのことだ。
豚バラの替わりに背脂ミンチを使って、麺と生地をじっくり焼き上げて作る。
焼き時間は普通のお好み焼きと比べて約１・５倍。カリカリとした外側と、ふわりとした軽さがある。
辛味と酸味を加えた同店オリジナル「おたふくソース」との相性も抜群だ。
専門店ならではのトッピングも見逃せない。
「キャベツ２倍」や「ねぎかけ」、「生イカ」、「豚バラ」、「チーズ」、「キムチ」など、すべて５元均一。
ゴチで特価になるこの機会、大勢で行って味のバリエーションを楽しもう。

 

 

info
住所：天津市和平区河北路280号1・2階
TEL：182-2229-1255（中島）
営業時間：17時～翌1時（ラストオーダー24時）、土日は11時半～23時（ラストオーダー22時半）
席数：60席
予算：昼35元～、夜80元～

 

 

～北京・天津ジャピオン2014年4月14日号