――先生、今回は子どもの生活習慣に関するお話だそうですね。
先生 はい。
AAP(米国小児科学会)が推奨する「5・2・1・0ルール」というプログラムをご紹介します。
2歳以上のお子さんには、以下にお話する内容をぜひ実践していただきたいのです。
――ほぉ、この「5・2・1・0」とは何ですか?
先生 まず「5」は、毎日、5種類以上の果物と野菜を食べさせることです。
豊富な果物や野菜を幼少時から摂取することで、心臓病や高血圧、がんの発症を予防することができます。
幼少期から健康的な食習慣を身に付けることは、非常に大事なんです。
「2」は、テレビやパソコン、ゲームなどは1日2時間以内に制限するということです。
長時間の動画の視聴は、読解力の低下や集中力がなくなる原因となる恐れがあります。
――長時間、テレビやゲームで遊ばせていると、学習能力に影響してしまうんですね。
怖いです…。
先生 はい。
続いて「1」は、1日1時間以上、身体を動かすこと。
最後の「0」は、糖分ゼロを意味します。
子どもには糖分が多く含まれる市販のジュースではなく、水、もしくは低脂肪乳を飲ませてください。
このプログラムの実践は、健康体への成長を促すだけでなく、身体の問題の早期発見にも繋がります。
ご家庭でしっかり健康管理をしてあげましょう。
~北京・天津ジャピオン2014年6月16日号