小学校教師を語る電話詐欺 父兄20数人に一斉電話

近日、琉璃厰小学校の20数人の父兄が偽教師からの詐欺電話を受け、西城区警察は調査チームを組織した。
10月29日(月)午前、琉璃厰小学校に通う子どもを持つある父兄は、学校の教務課教師と名乗る男の電話を受けた。
男は、子どもが急性胃穿孔(いせんこう)にかかり病院に搬送されたと告げたという。
子どもが運ばれたとする病院に父兄が駆けつけるあいだ、男は度々電話で容態が急激に悪化しているなどと報告、すぐに手術が必要だが手持ち金が足りないため、手術費用3万8000元を男の銀行口座に振り込むよう指示してきた。
このとき母親が学校の担任に子どもの安否を確認、被害を免れたとしている。
なお、偽教師は子供の氏名とクラスを知っていた。
同校校長によると、同日午前中に20数人の異なるクラスの父兄が同様の電話詐欺に遭ったという。
幸い、いずれの父兄も被害はまぬがれたとしている。
西城区警察によると、同地区および他地区の小学校でも類似した電話詐欺の通報があったとしている。
(11月2日)

~北京ジャピオン2012年11月12日号

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