お医者さんの御用達~第225回「アンズ」

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アンズでアンチエイジング

――先生、最近日差しも強くなって、もうすでに軽く日焼けした気分です。

先生 北京の日差しは強いですから、うっかりするとすぐ日焼けして、シミやソバカスになってしまいますよ。
日焼け止めのほかに、身体の中からもケアしたいですね。
今回は、日焼け対策にアンズを紹介しましょう。

――アンズが日焼け対策になるんですか?

先生 アンズはベータカロチンという物質を極めて豊富に含んだ果物です。
ベータカロチンには、シミやソバカスを予防・改善に導く抗酸化作用があります。
さらにベータカロチンは体内でビタミンAに変換されることから、皮膚や粘膜の潤いを保ち、乾燥肌対策、免疫力UPにもつながります。
そのうえ、体内で必要な時に必要な分だけビタミンAに変換してくれるので、ビタミンA過剰摂取の心配はありません。
好きなだけ食べてください。

――でも、果物に含まれる果糖が心配です…。

先生 意外かもしれませんがアンズの血糖値代謝率は非常に低く、生で食べる分には神経質になる必要はありません。
それよりもジャムや砂糖漬けの乾燥アンズといった、加工品に含まれる糖分には注意してくださいね。
このほかにアンズは夜盲症やドライアイにも効果があります。
中国ではアンズが簡単に手に入るので、ぜひ日常の食生活にうまく取り入れてみてくださいね。

doctor

~北京・天津ジャピオン2015年6月8日号

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