【北京9月5日】北京市では9月4日(金)、前日に開催された「抗日戦争勝利70年記念式典」の青空から一転して曇天となり、ネット上では「なぜ軍事パレードが終わった途端、空気汚染になるのか」という声が挙がった。
8月20日(木)~9月3日(木)の15日間、北京市はPM2.5の平均濃度が1立方㍍あたり17.8マイクロ㌘と一級〝優〟レベルの継続記録を更新。
式典当日の午前中、PM2.5濃度はわずか8マイクロ㌘となった。
一方、4日(金)午前中には降雨があり、ネット上では「軍事パレード時の好天気は(人工的操作が)明らか」という声が広がっていた。
この疑惑に対し、中国気象局は近日、式典日の天候は完全なる自然現象だと回答していた。
環境保護専門家は、曇天が空気レベルの基準以下を意味するものではなく、晴天だと基準以上ということでもないと説明している。
なお、北京市環境保護監測中心のデータによると、4日(金)の空気レベル指数は78で、二級〝良好〟日だった。
~北京・天津ジャピオン2015年9月14日号