【北京10月11日】国家旅遊局は10月10日(土)、近日実施した5A級観光地の調査報告の中で、北京の明十三陵に観光客詐欺や衛生状況問題が存在するとして6カ月内に改正を行うよう厳重警告を通達した。
報告によると、明十三陵では観光客を取り囲んでの詐欺行為、標準価格の非表示や同種商品価格の不統一、北京以外からの観光客や外国人に商品を高く売りつけるなどの現象が深刻だとした。
また、敷地内にはゴミが散乱し、地面の汚れも清掃が行き届かないといった衛生状況も指摘。
さらに旅客センターが機能していない、観光施設やバリアフリー施設、公共休憩施設、ゴミ箱などが不足しているなどの問題も挙がった。
今回の5A級観光地調査では、明十三陵のほかに雲南の麗江古城、杭州の西溪湿地、上海の東方明珠広播電視塔、広東の佛山西樵山、江蘇の南通濠河の全国6カ所の5A級観光地が厳重警告を受けており、秦皇島山海関は5A級資格の取消し処分を受けている。
~北京・天津ジャピオン2015年10月19日号