金色に輝く毛沢東像

河南省農村から撤去

【河南1月9日】河南省開封市の農村に近頃建設された、巨大な金色の毛沢東像が現地市政府によって撤去されたことがわかった。

彫像は高さ36・6mで、同市通許県孫営郷の現地企業家と村民の寄付により建設。総工費はおよそ300万元に及び、内部は鉄筋とコンクリート製、表面には金箔が塗装されていた。しかし市政府は、建設に際して審査も申請も行われていないとして撤去を命じた。

建設開始と同時に注目を集め、各地から記念撮影に訪れる人の姿も見られたが、一方でネットユーザーは「耕地を違法占拠している」、「金の無駄遣いだ」などと非難する声が多かった。また彫像が毛沢東本人に似ていないとの指摘もあった。

~北京・天津ジャピオン2016年01月18日号~

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