中関村二小の〝校内いじめ事件〟学校側はいじめの存在を否定

【北京12月13日】最近、中関村第二小学校の父兄が長期に渡り子どもが2人のクラスメイトにいじめられていたとネットに発表したことをメディアが取り上げた〝校内いじめ事件〟を受け、同校は12月13日(火)、事件の処理の進展状況を公表した。

同校責任者は、学校側は事件発生前後の監視カメラの映像から事件を調査中だとし、3人の生徒から聴取した内容を公開。いじめていたとされる生徒のひとりは、ふざけて別の生徒が入っていたトイレの個室の中にゴミ箱を投げただけだと供述した。また、学校側は3人の生徒の間には明らかな衝突はなく、校内にいじめや暴力が起こったとは確定できないとした。

ネットに発表された文章によると、被害に遭った生徒は11月24日(木)、クラスメイト2人にトイレのゴミ箱を頭にかぶせられ、事件後は不眠、癇癪を起こす、登校拒否などの症状が発生し、ASD(自閉症スペクトラム)と診断されていた。父兄は事後、学校と海淀区教育委員会に直訴していた。

~北京・天津ジャピオン2016年12月19日号~

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