【北京12月13日】地下鉄の急ブレーキにより頭部を負傷したとして、女性が北京地下鉄に対し慰謝料など合計約20万元を請求していた件で、北京市第二中級人民法院(裁判所)は12月13日(火)、北京地下鉄は責任の40%を負うべきだとして医療費等5万6000元の賠償金を支払うよう判決を下した。
女性は昨年1月、地下鉄の東直門から雍和宮駅区間の信号故障による急ブレーキで転倒、頭蓋骨底部の骨折により半年以上入院し、10級身体障碍と診断されていた。
一審では地下鉄側に90%責任があるとの判決が下されたが、地下鉄側はこれを不服として上訴。地下鉄側が提供した事故当時の映像によると、女性は車内で頭を低くして両手でスマホを持ち、長時間手すりにつかまっておらず、60%の責任があるとみなされた。
~北京・天津ジャピオン2016年12月19日号~