【北京6月15日】最近、北京市公安局環境食品薬品和旅遊安全保衛総隊は、タクシー運転手と結託して観光客を騙し、書画などを高額で販売していたとして、西城区白雲観街の販売店を営業停止とした。
同隊によると、タクシー運転手と販売店がグルとなって客を騙す手口はいずれも似通っているという。まず、タクシーが観光客の多い観光地やホテルなどで乗客を拾い、乗客の目的地に対して「面白くない」、「あの辺は交通規制がある」などの言い訳をし、曰く〝著名な観光地(実際は販売店)〟を推薦し、虚偽の歴史や百年に一度の祝典が催されていると説明。乗客を洗脳するため、途中で車の故障などを装い、事前に待機していた次のタクシーでも同様の説明を行ない、最終的に店に連れ込み、ご利益があるとして書画や玉器などを高額で売り付けていた。
端午節などの連休期間、同隊ではこの手の〝騙しテク〟に引っ掛からないよう手口を公表し、注意を促している。
~北京天津ジャピオン2018年6月25日号~