【天津6月15日】天津市疾病預防控制センターによると、市の交通事故件数が減少する中、電動自転車の交通事故は増加していることが最近わかった。同センターが調査した結果、交通事故負傷者のうち電動自転車利用者が最も多く、運転者と同乗者を併せて全負傷者の39・9%に達した。
1日の中で事故が多いのは朝と夕方で、平均年齢45・9歳。重傷者は少ないが、骨折や縫合が必要なけがが4割、負傷部位は下肢に集中している。
事故の原因は逆走、赤信号での交差点侵入、ヘルメット未着用、スピード違反、車道の走行などの交通違反が目立った。
現在電動自転車利用者の主流を占める宅配・出前ドライバーについて同センターが調査したところ、ドライバー自身の交通違反と共に、長時間労働やヘルメット着用規定の無い会社の存在といった問題も明らかになった。
~北京天津ジャピオン2018年6月25日号~