朝陽区で〝暴露〟アプリが登場 新ゴミ管理条例の厳格化図る

【北京5月25日】朝陽区では近日、スマホアプリ「朝陽区ゴミ分類暴露プラットフォーム」の使用を試験的に開始した。

同アプリは住宅区のゴミ集積所にあるQRコードを読み込み、アプリに入って写真を撮影し、アップロードすることができる〝通報アプリ〟。ゴミ箱からゴミがあふれる、ゴミ箱の破損などを発見した場合、アプリを通して即座に通報できる。内容は自動的に各町内会に送信され、調査確認が行われる。最終的には社区居民委員会もしくは管理会社により改善がされる。受信から2時間以内に解決、あるいは返答がされ、改善後の写真もアプリで確認できるという。目下、勁松地区の華騰園、百環家園など6つの住宅区99カ所のゴミ集積所で利用可能。

一方、北京市城市管理委員会は5月25日(月)、最新版「北京市ゴミ分類管理条例」実施後の5月1日(金)~20日(水)までに、北京市の家庭生ゴミ(厨房ゴミ)が1日平均590tに激増したと明かした。前月4月比で107%増だった。

同委員会の最新統計データによると、5月23日(土)の家庭生ゴミは912 tで、前年同日比で70.7%増。新条例実施以降、生ゴミの分別率が確実に上昇しているという。

 

~北京天津ジャピオン2020年6月1日号~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP