故宮のトイレ、5年で全面改修 個室を増やし、より美しく快適に

【北京7月30日】中国文物保護基金と故宮博物院は7月30日(木)、故宮のトイレ改修プロジェクトに関する公益プロジェクトへの寄贈覚書を交わした。これにより今後5年で故宮のトイレは全面的に改修される見込み。

故宮では2019年からトイレの改修に着手しているが、入場者が年々増加して休祝日には女性客が行列するなど問題となっている。

改修は現在までに御花園西と紫禁書院東のトイレで試験的に行われた。紫禁書院東のトイレでは女性用個室を9室から21室に増やし、多目的トイレも設置した。御花園西のトイレでは省エネ設計の換気空調システムを採用。また内装も宮廷画の複製を飾るなどして風格を感じさせるデザインになっている。

~北京天津ジャピオン2020年8月10日号~

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