中国中央電視台(CCTV)は11月18日(月)、2014年のゴールデンタイム広告枠入札会を開催した。
「上海大衆(上海フォルクスワーゲン)」などの合資会社を含む中国の大手企業数百社が参加し、入札総額は昨年の158億元(約2590億円)を上回り、過去最高額を記録した。
具体的な総額は明かされていない。
大手家電量販店「国美電器」は、CCTVを〝ブランドの認知度と価値を高める効果が最もある媒体〟と評し、約1億3100万元を投じて娯楽番組『我要上春晩』の冠スポンサー権を獲得した。
また、高視聴率が予想されるサッカーワールドカップ・ブラジル大会の生中継のゴールデンタイム枠は、飲料メーカー「加多宝」が落札。
同社はほかに、旧暦大晦日の国民的人気番組『春節晩会』の冠スポンサー権なども獲得した。
別名〝中国経済のバロメーター〟と呼ばれる同入札会は、今年20年目を迎えた。
同社は、悪質な入札競争を避け適正価格を保つため、今年は広告枠の事前取引を実施し、入札会での取引数を減らしたとしている。
(11月19日)
~北京ジャピオン2013年11月25日号