お医者さんの御用達 ~第183回「潤眼茶」

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乾き目を「潤眼茶」で潤す

――先生、今回も目の健康のお話をしていただけるとか。

先生 はい。普段、目が乾燥でしばしばしたり、熱っぽく感じたりすることはないですか? 今回は、目の乾燥や目の「上火(のぼせる、または熱がこもって炎症を起こす)」を防ぐ漢方茶をご紹介したいと思います。

――え! 目も、「上火」するんですか?

先生 えぇ、目も身体の一部ですからね。乾燥に加えて目が熱くなったり、痛く感じたりしたら、目が「上火」している可能性が高いですよ。このお茶には「菊花」を2㌘、「麦冬」を4㌘、「胖大海」を2㌘使います。「菊花」には解熱作用があり、目にこもった熱を発散してくれます。そして「麦冬」と「胖大海」には、「滋陰」といって、身体を潤して熱を取り除く効果があります。全身の乾燥にもよく効きますよ。

――へぇ~。1日1~2杯程度が適量ですか?

先生 そうですね。漢方生薬を入れたカップに熱湯を注げばOKです。入れてから1時間以上経ったお茶は、飲まないでくださいね。それから、目の乾燥を感じたら、1~2分間、目を閉じてみるのもいいですよ。目薬を使い続けるとクセになってしまいますが、目は、自然と潤いを保つようにできています。目を閉じることによって涙腺が刺激され、涙の分泌が促されますので、目の渇きが緩和されますよ。

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取材協力/IMC(北京国際医療センター)

 

~北京・天津ジャピオン2014年7月21日号

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