もみ殻枕で頚椎リラックス
――先生、最近、子どもがスマホのゲームに熱中で、姿勢が悪くなってしまわないか心配です。
先生 現代ではスマホやPCに向かう時間がどんどん長くなり、頚椎にトラブルを抱えた患者さんが増えています。
長時間下を向いたままの姿勢を続けていると、頚椎の自然な湾曲がなくなり、真っ直ぐになります。
これにより、めまいや頭痛といった症状が現れます。
悪化すると頚椎から腕、指先にかけて痛みや痺れを感じるようになり、ひどい場合は指先の感覚が鈍ってきます。
――それは心配…。どうしたらいいでしょうか?
先生 大事なのは、頚椎の緊張状態をほぐしてあげることです。
そこでオススメしたいのが、枕選びを見直すことです。
1日のうちで、首がリラックスする時間は寝ている時だけ。
その間に確実にリラックスできるよう、自分に合った枕を選びましょう。
柔らかすぎたり、高さが合っていないと、寝ている間も頚椎は緊張しっぱなしです。
――素材は何がいいんでしょうか?
先生 「もみ殻」です。そば殻の枕も有名ですが、もみ殻はそば殻ほど柔らかくないので、適度な硬さを保ちつつ長い間使えます。
枕の高さは、自分の肩幅と同じくらいがベスト。
もみ殻の量を調整して、オリジナルの枕を作ってみてください。
~北京・天津ジャピオン2015年10月12日号