白芷で肌トラブルを改善
――先生、顔の吹き出物が治らないんです…。
先生 そのような時は、「白芷(ビャクシ)」という漢方薬を試してみてはどうでしょうか。鎮痛や抗菌作用をもち、胃腸の病気、皮膚のトラブル、風邪にも使われる生薬のひとつです。香辛料として、料理に使われることもあるんですよ。
――へぇー。肌にはどんな効果があるんですか?
先生 そうですね。痛みやかゆみを抑える作用もありますし、顔のニキビや吹き出物の症状を改善する効果もあります。12mmの水に粉末の白芷を5gを混ぜ、症状のある部分につけたり、お茶にして飲んだりする方法があります。お茶の場合は、辛味が強いので、陳皮(みかんの皮)1g、クコの実3g、白芷1gがいいですね。白芷の摂取は、1日に3gまでにしてください。こちらは症状に対する治療の意味合いが強いのですが、もうひとつ美白の効果があります。粉末の白芷4gと卵の白身1個、ハチミツ小さじ1を混ぜて、10分程度顔にパックにし、終わったら洗い流してください。
――美白効果もあるなんて、すごいですね~。
先生 はい。直接つける場合は、必ずパッチテストをしてくださいね。手の甲か耳たぶの後ろの首のあたりに100円玉程度をつけ、30分様子をみて問題がなければ、実際につけてみてくださいね。
~北京・天津ジャピオン2016年6月13日号~