北京の空気重汚染100時間超 幼稚園・小学校で屋外活動停止

北京市空気重汚染緊急指揮部事務所は、2月21日(金)正午、前日発令されていた「空気重汚染黄色警報」を、1段階上となる「オレンジ警報」に引き上げた。
同警報が発布されたのは、昨年10月に「北京市空気重汚染応急預案(試行)」以来初めて。
同オレンジ警報は、4段階で上から2番目に高い警報となり、25日(水)16時の時点でも解除されておらず、市ではすでに100時間以上重度の大気汚染状況下にある。
これを受け、市内の幼稚園や小学校では屋外活動を取りやめたほか、コンクリート関連企業など32社が生産を停止、79社が減産措置をとった。
朝陽区では、48カ所の工事・建築現場すべてで作業が停止するなど、大気汚染の悪化防止に努めた。
今回の重度大気汚染について市気象局関係者は、華北地区が暖気に覆われ、湿度が比較的高く気圧が低い状況となり、汚染物質や水蒸気が拡散しなかったことが原因と説明。
状況の改善に関しては、北からの強風を待つほかないとする。
(2月25日)

 

 
~北京ジャピオン2014年03月03日号

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP