【北京7月30日】北京市衛生と計画生育委員会は7月29日(火)、今年上半期の北京エイズ感染状況として、60歳以上の感染者および患者が激増していると発表した。
北京市疾病控制中心副主任によると、今年上半期に新たに報告されたエイズ感染者および患者は1680例で、昨年同期比21・5%増、北京以外の戸籍をもつ流動人口の比率が高い。また、性交渉による感染例は全体の17383例のうち12571例で、男性同性愛者間の感染が72・7%と急増している。
また、60歳以上の感染者および患者が激増している原因について、北京市疾病控制中心所長は、高齢者の寿命が延び、夫婦不仲により売春女性と性行為に及ぶなどの例があると話している。高齢者のエイズ感染の潜伏期は若年層より短いため、このような危険度の高い行為は避けるよう促している。
~北京・天津ジャピオン2014年8月4日号