【北京3月4日】北京市統計局、国家統計局北京調査総隊は3月3日(火)、2014年北京市人口発展形勢報告を発表した。これによると、2014年の北京市常住人口は2011~15年のうち、もっとも増加が少ないことが分かった。一方、北京市常住人口の出生率は1991年以来、最高水準となった。
統計データによると、2014年末の北京市常住人口は2151・6万人で、そのうち北京以外に戸籍をもつ常住外来人口は818・7万人だった。過去5年で、常住人口の増加数は2011年の56・7万人から14年の36・8万人へと減少、増加率は2・9%から1・7%まで落ち込んだ。
また、統計部門によると、2014年の北京市常住出生人口は20・8万人で、出生率は9・75%と、初めて9%を突破。統計局関連責任者は、出生人口の急増の理由として、25~39歳の出産適齢期の女性が増加したこと、未(ひつじ)年の前に出産を希望する伝統的な習慣の影響だと分析している。
~北京・天津ジャピオン2015年3月9日号