【天津】渤海でウシエビ漁が解禁 絶滅危惧も、保護策で復活

【天津8月25日】天津市は8月20日(水)12時、ウシエビ(ブラックタイガー)漁を解禁した。渤海にはここのところ、長らく見られなかったウシエビの大群が出現し、漁民たちは1回の網の投げ入れで100㌔以上も獲れると、大喜びしているという。
〝中国対蝦〟、または〝渤海大対〟と呼ばれる渤海産のウシエビは、海水汚染と大量捕獲によって絶滅の危機に晒され、市は2006年に保護措置に着手した。休漁のほかに、50億尾以上の稚エビの放流も行っており、漁港のある濱海新区の水産部門関係者は、「群れが形成されたのは保護対策の成果だ」と話している。
現在は漁獲量が少なく一部のルートでのみ取引されているが、9月1日(月)の黄海・渤海の全面解禁後には、市場に多く出回る予定となっている。

~北京・天津ジャピオン2014年9月1日号

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