10月21日(日)放送のCCTV『毎周質量報告』によると、市場で販売されている〝専供〟〝特供〟(政府幹部など特別階級用に提供される品)表記の商品は、そのほとんどが偽物であることが分かった。
国家工商総局と関連執法部門は10月から、国家機関の名義を語って生産販売されている〝専供〟〝特供〟商品の集中調査を開始した。
これらの偽商品は北京、貴州などでは主に白酒、ワイン、茶葉などに集中しており、「軍隊」や「武警」、「釣魚台国賓館」、「人民大会堂」などに提供する品と偽っていることが分かった。また、これより事前に、貴州市工商局では通報のあった貴州匯文酒業有限公司を捜査。
この会社では他の酒メーカーで生産された一般の酒を自社で製作した〝武警専供酒〟などのラベルや包装箱で偽装・販売していたことが明るみになった。
これにより、一本数十元の商品を数百元から千元以上で販売することもあったという。
専門家はこうした偽商品詐欺に留意するよう消費者に注意を促がしている。
(10月22日)
~北京ジャピオン2012年10月29日号