【北京２月８日】近頃、北京地下空間の調査研究報告が発表され、違法に地下に居住する人が大量にいることに対し、北京市民防局関連責任者は２０１１年５月～14年４月までに市内で退去させた地下居住者は12・09万人に上るとした。
規定によると、一般地下室と民間の防空用地下室はともに居住不可となっている。だが、地下空間総量と開発利用数の増加に伴い、違法利用や経営、居住などの問題が増発。北京市民防局工程管理所所長によると、11年５月より３年間、地下空間の統合整理を行った際に退去させた地下居住者のうち、９・84万人が防空用地下室に居住していたとしている。
現在、地下空間のうち、車庫や駐車場が２４４３・92万平方㍍で44％を占め、商業施設や自転車駐車場などが27％、住居が13％、オフィスが７％となっている。

 

～北京・天津ジャピオン2015年2月16日号