北京市衛生局は11月22日(木)、北京市のがん死亡者のうち、肺がんの死亡率が最も高く、発症には90%以上の割合で喫煙または受動喫煙が関係していると発表した。
同局によると、家族に喫煙者がいる受動喫煙者は、肺がん発症の危険性が通常よりも20~30%高くなるとしている。
このほか、外気汚染、室内の空気汚染、調理時に出る煙なども肺がんを誘発する要素だとしている。
北京市腫瘤防治研究弁公室のデータによると、2010年、北京市戸籍の男性の悪性腫瘍罹患率トップは肺がんで、女性では乳がんに続く2位だった。
また、01年~10年までで、市の肺がん罹患率は56%増加している。
同局と同弁公室では今年後半から、5年目となる「城市癌症早診治プロジェクト」を実施。
今後も肺がんを含む5大がんの早期発見・治療を促すため毎年実施するとしている。
(11月23日)
~北京ジャピオン2012年12月3日号