【北京3月7日】最近、北京豊台区にある19階建ての南曦大厦B、C座のエレベーターが約1カ月間、停止したままの状態であることがわかった。
同住宅の約70世帯の住民は連日、階段の上り下りを強いられている。住民の中には、67歳の母親に病院で検査を受けさせるため、300元で人を雇い、16階から背負って降りたと話している。
同住宅の管理会社・金海都物業の経理によると、2棟のエレベーターは関連部門の検査で不合格となったため修理資金が必要だが、関連規定によると、公共の維持補修資金を運用できるようになるまであと数カ月を要する。
一方、豊台区大紅門街道事務所の関連責任者は、エレベーターの修理には1台12~13万元かかり、新しいエレベーターに交換する場合は約20万元が必要で、目下、復旧に向け努力しているとしか言えないとしている。
~北京・天津ジャピオン2016年03月14日号~