近日、ＴＶドラマ新版『西遊記』で〝孫悟空〟に扮している２人の役者の間で争いが勃発し、話題を呼んでいる。
出番の少ない王九勝が出番の多い呉樾を名誉権により起訴した案件が７月31日（火）、東城区裁判所にて開廷した。
原告の王九勝によると、彼は２００９年９月に新版『西遊記』制作サイドと契約し、ドラマの撮影が過密スケジュールであることから呉樾と共に〝孫悟空〟を担当するよう要請があった。だが、実際は呉樾の出演シーンが多く、宣伝ポスターの中にも王九勝の名前は末尾に書かれていたという。その上、呉樾はメディアの取材や娯楽番組の中で、王九勝は彼のスタントであると公言。王九勝は呉樾に対し、謝罪声明の発表と精神損害賠償額10万元の支払いを求めている。
被告人・呉樾の代理弁護士は、原告人の名誉権を侵害したとは思っていないとした上で、被告人は取材を受けた際に（役者の）誰にでも３～４人のスタントがいると言ったのは原告に対する誹謗中傷の意味ではないと説明している。
（７月31日）

～北京ジャピオン2012年8月6日号