【北京11月22日】北京市政府は最近、「北京市無障碍環境建設の更なる促進2019-2021年行動方案」を提出し、その中で公共バスのバリアフリー普及率を80%に引き上げる目標を掲げた。
同方案では、公共交通に関するバリアフリー化要求を明確化。公共バスについてはバリアフリー設備のメンテナンス、乗務員に対するバスの標識、スロープ、車椅子固定装置の使用法などの育成強化を要求。バス停のバリアフリー化や視覚障害者誘導用ブロックの設置を強化するとしている。
軌道交通に関しては、駅構内のバリアフリー表示の最適化、エレベーター、エスカレーター、トイレなどのバリアフリー設備の日常的なメンテナンスの強化などを要求している。
このほか同方案では行政のサービス窓口、医療機関、銀行、ショッピングセンターやスーパー、学校など公共場所におけるバリアフリー設備への要求を明確化。等級ホテルのバリアフリー客室の比率を1~2%とするほか、映画館、図書館、博物館、文化施設、体育館における車椅子席の設置、A級以上の封鎖式観光地などのバリアフリー設備案内板の設置、公衆トイレにおけるバリアフリートイレの設置などを求めている。
~北京天津ジャピオン2019年12月2日号~