大晦日のご馳走〝年夜飯〟に変化 ネット販売&デリバリーが人気

【北京1月7日】近年、旧暦の大晦日に食べる晩餐〝年夜飯〟に変化が起きている。

北京の〝老子号(国が定める老舗)〟レストラン「同和居」、「同春園」、「馬凱餐廰」、「惠豊餃子楼」などの各個室は、1月上旬でも予約で満室、一部の店はホールも満席となっている。老子号の責任者によると、半数以上が1年~半年前に予約済みだとしている。

この状況を受け、多くの老子号が年夜飯の調理済み商品、半できあい商品(炒める、揚げるなど調理が必要)セットを1000元以下で販売しており、好評を博している。北京ダックの有名店「全聚德」和平門店では今年、2種類のデリバリーセットを販売。北京ダック、油燜海白蝦、香酥鶏、干焼黄魚、京味四喜丸子などが含まれ、料理が冷めないうちに自宅まで届けてくれるという。

一方、ネット上でも各種年夜飯セットが販売されており、人気検索キーワードとなっている。中でも6~8人前で価格帯300元前後の鶏鴨魚肉がすべて揃った半できあいセットが最も売れ筋で、人気上位の販売数は1000セット以上に及ぶという。全国各地の特徴を活かした年夜飯が食べられるうえ、配送日時が指定できることも利点となっている。

 

~北京天津ジャピオン2020年1月13日号~

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