「北京市反食品浪費規定」施行 最低消費額や大食いも禁止に

【北京5月28日】北京市で5月27日(木)、「第15回人民代表大会常務委員会第31回会議」にて「北京市反食品浪費規定」が可決された。同規定は同日より施行となる。

同規定は節約を履行し、浪費をしないことが社会全体の共同責任であるとし、いかなる組織及び個人も法律・法規を遵守するよう強く求めている。

飲食サービス経営者に関しては、サービス項目及びその料金表示を明確にし、最低消費額や消費者に適量を超えた料理の注文を強要することを禁止している。これらに違反した場合は、市場監督管理部門による改正令や警告を発し、これを拒否した場合は1000元以上~1万元以下の罰金を科す。

飲食デリバリーサービスに関しては、虚偽または誤解を招くような商業宣伝などによる誘導などを禁止。また、メニュー閲覧画面の料理の内容、参考分量、味、消費人数などの情報を表示するよう義務付けている。

このほかラジオ放送局、テレビ局、ネット視聴サービス提供者に対し、番組及び視聴情報の査定を強化するとし、大食いや暴飲暴食などの食品浪費を促すような番組・視聴情報の制作、発表を禁止するとしている。

~北京天津ジャピオン2021年6月7日号~

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