【北京8月17日】 海淀区は8月17日(火)早朝、公式サイトにて前日16日(月)21時頃、旱河路鉄路橋で深刻な冠水があり、車に乗っていた2人が水害で死亡したと報告した。
通報によると、海淀区では16日21時頃、局地的な豪雨があり、旱河路鉄路橋の下は一時的に冠水、通りかかった小型自動車が身動きできなくなった。車内の2人は救援人員と市民に救助され、救急車で運ばれ治療を受けていたが、17日早朝に亡くなった。
事故現場の旱河路鉄路橋は、地下鉄6号線「田村路」駅から約300メートル。冠水したのは車道6車線の、凹型の橋梁。鉄路橋は周辺地区で最も低い位置にあり、勾配も険しかった。雨水が引いた後、道にはたくさんの泥が残っていたほか、最も深い場所には橋脚に雨水の跡が残っており、その深さは約2メートルに達していた。
海淀区気象台は16日21時25分、暴雨オレンジ警報を発令。同区北長河水文では1時間の降水量が80ミリを超えた。旱河路鉄路橋付近の住民によると、同日21時頃はバケツをひっくり返したような雨に加え、木が倒れるほど風も強く、豪雨は約40分に渡って降り続けたと話している。
~北京天津ジャピオン2021年8月23日号~