【北京12月3日】北京地下鉄6号線「呼家楼」駅のホームで12月1日(水)19時頃、落下した天井板が乗客の頭部を直撃する事故が発生した。翌2日(木)、事故の当事者が自身のウェイボー(微博)で公表した。
北京地下鉄によると、事故の原因は調査中で、負傷した乗客とも連絡を取り、関連設備の全面的な調査を進めている。なお、3日(金)には落下した天井板は修復され、ワイヤーで固定されたという。
当事者によると、列車を待っていた際に天井板が頭部を直撃し、地面に倒れた。また、天井板と一緒に落ちてきた黒い粉末が全身にかかり、衣類は汚れ、口や鼻から吸い込んだため、咳や吐き気に襲われたとしている。
当事者は事故後、天井板の修復が済むまで病院に運ばれなかったことやウェイボーを削除するよう要求されたことなど地下鉄側の対応に不満を感じており、代理人を立て、損害賠償の協議に入っている。
~北京天津ジャピオン2021年12月13日号~