北京市高齢者健康研究報告*女性の幸福感が男性を上回る

【北京10月24日】北京市科学技術研究院は10月24日(火)、フォーラムの席上で「北京市老年健康研究報告」を発表した。これによると、高齢女性は高齢男性に比べ、生活能力や幸福感が高いことがわかった。

同報告は高齢市民を社会人口学、社会経済学など4つの分野での15の要素に分け、生理的健康、心理的健康、認知機能及び社会機能との相関性を分析したもの。

報告によると、多くの社区及び社会活動において女性の方が男性よりも大幅に参加率が高く、生活能力、幸福感、認知機能の高さと関連性があるものと分析している。また、農村戸籍の高齢者より非農村戸籍の高齢者の方が生活能力、体力、心理的健康、認知機能及び社会機能などが顕著に高いことがわかった。

このほかに学歴と高齢者の心身の健康との相関性が強いことが判明。学歴の高さに従って生活能力、生理的健康、心理的健康が優れている傾向が見られた。また、配偶者や子どもと同居している高齢者の方がすべての面で優れており、高齢者向け施設で暮らす高齢者との差があるという結果を受け、子どもは施設で暮らす親との交流を深めるようアドバイスしている。

~北京天津ジャピオン2023年11月6日号~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP