北京市水利遺産名録を発表*什刹海など6カ所がリスト入り

【北京11月11日】11月10日(金)に行われた大運河国家文化公園建設学術会議の席上で、「北京市第2回水利遺産名録」が公布された。

今回のリストに入選したのは、什刹海、平津閘、澄清上閘(万寧橋)、金中都水関遺跡、盧溝橋、蓮花池の6カ所。ともに北京文化遺産の保護と大運河国家文化公園建設に貢献したことを評価したもの。

このうち平津閘は、京杭大運河の北京区間の1カ所で、元代の水門をほぼ完全な状態で保存している。澄清上閘は重要な歴史、科学、芸術的価値を有していることから。また、豊台区右安門にある金中都水関遺跡は金王朝の中都の都市建造及び工芸を代表する遺跡。国内の古代水関遺跡の中では最大規模、完全な状態を保っていることから、1990年には「全国十大考古発見」に選ばれている。

このほか盧溝橋は北京市に現存する最古の石造りアーチ橋として、蓮花池は3000年以上の歴史を持つ湖として評価されている。

~北京天津ジャピオン2023年11月20日号~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP