『北京晩報』の記者が近日、読者からのホットラインによる質問を受けスイカの冷蔵庫での保存実験を行ったところ、スイカにラップをして保存すると細菌が繁殖しやすいことが判明したという。
記者は半分に切り分けたスイカの片方をそのまま、片方はラップで切り口を密閉し、摂氏4度の冷蔵庫にて保存。
17時間後、スイカを取り出し、北京農学院動科学院助教授の指示の下、両方の果肉の細菌含有量の測定検査を行った。
15時間の細菌培養を経た後、細菌が多く発生したのは意外にもラップをかけた方のスイカだったとしている。
助教授によると、そもそもスイカの果肉の中にも一定量の細菌が含まれるといい、加えて、切開したスイカの表面をラップで覆うことでスイカの内部が密閉された状態になり、内部の水分が保存されると同時に温度が下がりづらくなるため、細菌が繁殖しやすい条件が出来てしまうとしている。
このため助教授は、ラップで保存されたスイカは短時間内に食べ切るのがよいとしている。
(5月21日)
~北京ジャピオン2013年5月27日号