老年人口が全体の2割突破 3・4人で高齢者1人を支える

北京市老齢業務委員会事務室は、9月24日(火)、「北京市2012年老年人口情報と老齢事業発展状況レポート」を発表した。
これによると、北京戸籍を所有する60歳以上の老年人口が、初めて20%を突破し、20・3%に達したことがわかった。
12年末時点で、市の戸籍所有者1297万5000人のうち、老年人口は262万9000人。
また、15~59歳までの生産年齢人口に対する老年人口の割合は、1・8%増の29・4%となり、1人の高齢者を3・4人で支える構造となっている。
地区別では、老年人口が最も多いのは朝陽区で、海淀区、西城区が続いた。
全人口に対する老年人口の割合は、豊台区が23・7%で最大、2位は東城区だった。
その他、独居を含め、家族が全員60歳以上の家庭人口は、前年より3万4000人増の48万4000人で、老年人口の18・4%を占める。
市民政局副局長は、家族全員が60歳以上の家庭人口の増加率は7・5%と、老年人口の増加率よりもさらに高く、市は急速に高齢化社会に向かっているとしている。(9月25日)

 

 

~北京ジャピオン2013年10月7日号

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP