老人ホームの価格が上昇 〝100年待ち〟の人気施設も

中国では10月13日(日)に「重陽節(敬老の日)」を迎え、北京市内では老人福祉施設に対する関心と議論が高まっている。
市には400カ所の老人福祉施設があるが、地元紙の調べによると、市内の安価な公立老人ホームでは、入所希望者が1万人近くに上り、単純計算で100年待ちとなっているところも出ている。
また、同様の環境の老人ホームが郊外では一月1500元程度であるのに対し、東三環付近では1万元を超えるなど、立地やサービスレベルによって価格差も大きい。
市民からは、安い施設は人気がありすぎて入れず、高い施設には資金が足りず入れないという苦難の声が上がっている。
一方で2011年以降に増加した民営施設は、市の家賃や人件費の高騰を指摘する。
市内では11年以降、毎年約1000元の値上げを行っている施設もあるとしている。(10月15日)

 

 

~北京ジャピオン2013年10月21日号

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