梅雨以降の降水量増加も 水不足解決には及ばず

気象部門が8月6日(火)に発表したところによると、今年6月1日の梅雨入り以来の北京の総降水量は、例年同期と比べ17・5%増だった。
また、北京を含む華北地区の総降水量は276㍉リットルに達し、例年比52・9%増で、1978年以来最も多いことが分かった。
北京の降水量が増加しているにも関わらず、南方から北方へ水資源を引く〝南水北調〟プロジェクトを国が推進する理由について、国家気候中心主任は、北京の水不足は深刻であり、降水量は10年間で6億立方㍍の速度で増加してはいるものの、〝南水北調〟で確保できる水資源量には遥かに及ばないとしている。
また、北京の経済社会の発展や人口増加などにより、将来の水資源需要量はさらに増加するため、降水量の増加だけでは水不足の解決は不可能であり、同プロジェクトが重要な意義を持つとしている。
(8月6日)

 

~北京ジャピオン2013年8月12日号

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