足に負担をかけない靴選びを
――先生、今日は靴選びに関するお話をうかがえるそうですね。
先生 はい。
近年、腰や膝、足の痛みで悩んでいる方が増えていますが、靴はこういった症状を引き起こしたり悪化させたりする、主な原因の一つなんです。
――へぇ~。
何度履いても、歩けなくなるぐらい足が痛くなるハイヒールを持っているんですが…。
先生 それは良くないですね。
窮屈に感じたり、痛いのに無理をして履いていると、気がつかないうちに足のタコ、偏平足、外反母趾といった問題を抱えることが多いんです。
また、かかとの高い靴を履くと、身体のバランスを取るために腰の反りが強くなり、腰痛をも招きかねません。
美しさやファッション性も大事ですが、自分の足にフィットし、機能性にも優れた靴を選ぶことが一番大事なんですよ。
――なるほど。
ちなみに先生は、どういった靴を愛用されているんですか?
先生 機能性を重視したヨーロッパのメーカー、「Ecco」、「fitflop」、「BMT」、「ビルケンシュトック」などです。
特に「fitflop」は、イギリスのバイオメカニクス(生体力学)の専門家によって開発された特殊なインソールを採用している上、見た目にもおしゃれです。
また、「fitflop」や「Ecco」は、通勤やフォーマルなシーンにも使えるデザインの靴も揃っていますよ。
取材協力/北京ユナイテッドファミリー病院
~北京ジャピオン2013年8月26日号