お医者さんの御用達~第204回「清熱止咳茶」

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風邪の予防に漢方茶と足湯

――先生、乾燥のせいか、咳がよく出ます。
ちょっと熱っぽい気もするし…。

先生 風邪のひき始めかも知れませんね。
こじらせないように、風邪の初期症状を緩和してくれる漢方茶を紹介しましょう。
解熱・解毒作用や冷え性の改善に効果のある「金銀花(キンギンカ)」と「菊花(キクカ)」、それから咳止めに効く「甘草(カンゾウ)」の3種類を使った「清熱止咳茶」です。

――ほぉ~。
菊花茶は、疲れ眼にいいので普段からよく飲んでいます。
生薬に熱湯を注ぐだけでいいのでしょうか?

先生 ええ。
金銀花と菊花を各10㌘、甘草は3㌘を用意します。
これをカップに入れて熱湯を注ぎ、数分待ってから飲みましょう。
お湯を注ぎ足して、1日2~3杯飲むのが適量です。
香りもよくて、とても飲みやすいですよ。

――はい、分かりました。
風邪の予防策として、ほかにも取り入れられることはありますか?

先生 そうですね、就寝前の足湯もオススメですよ。
専用の木桶にお湯を張り20分程、足を浸してみてください。
身体の芯まで温まって、よく眠れるでしょう。
風邪の元になる寒さの邪気、〝寒気〟を身体から追い出してくれますよ。
それから、水分をたっぷり摂取することも大事です。
起床後は特に水分が不足していますから、起きたらすぐに温水1杯を飲むよう、心がけましょう。

dr

 

~北京・天津ジャピオン2014年12月22日号

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