門頭溝区でM2・6地震が発生 地震局、夕焼け雲との関連性否定

【北京5月23日】北京門頭溝区で5月23日(火)13時31分、M2・6の地震が発生した。これに対しネット上で22日(月)夜の夕焼け雲との関連性が話題になったこと受け、北京市地震局は公式ウェイボー(微博)上で、今回の地震は地盤沈下によるもので、自然現象である夕焼け雲との関連性はないと回答した。

公式ウェイボーによると、今回の地震は岩層の地盤沈下による崩壊地震で、主に石灰岩などの崩れやすい岩が分布した地区で発生している。これらの岩は長期間にわたる地下水の浸食により無数の石灰洞が形成され、洞が崩れることで地震を引き起こす。崩壊地震は採鉱などが原因だが、一般的に震度は低く、破壊力も低いとしている。

一方、夕焼け雲は自然現象の一種で、日中の降雨後の晴天に発生するもので、人類の生産活動により発生した崩壊地震と自然現象を結び付けることはできないとした。

また、今回の地震は地下鉄建設工事とも無関係だと説明している。

~北京天津ジャピオン2017年05月29日号~

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