【北京11月27日】大興区西紅門鎮新建二村新康東路で発生した「大興〝11・18〟火災事故」に関し、北京公安部門は11月27日(月)、調査の結果、人為的な放火の疑いは排除されたとし、火災の原因はポリウレタン保温材内の配線の故障によるものだとした。
調査によると、逮捕された容疑者らは、2002~6年の間に関連部門の審査を経ずに地下1、2階、地上3階に合計約2万平方メートルを建築し、賃貸や経営を行っていた。2016年3月には賃貸及び経営目的で、組織の関係者が審査を経ず地下1階に冷蔵室を作るための遮断壁を設置。今年2~3月には関連会社と冷却設備売買契約を、防水保温工程施工とも契約を結び、冷蔵室の建設に着工していた。その間、容疑者らは賃貸物件及び地下冷蔵室内に配線を設置。作業員は全員、専門知識もなく、火災発生前、冷蔵室は調整の段階だった。
約20人の容疑者は、重大責任事故罪の容疑で現在、大興公安分局に拘留されている。
~北京天津ジャピオン2017年12月4日号~