北京・天津のおでかけ・エンタメ
水滸巡礼 ~108の足跡 ~孫二娘(そんじじょう)
人肉マントウを売る女 武松も認めたその豪胆さ孫二娘は、夫とともに居酒屋を営んでいた。しかし、ただの居酒屋ではない。客として来店した旅人を殺して金品を奪い、遺体をマントウの餡にするという、恐ろしい店だったのだ。そし…
水滸巡礼 ~108の足跡 ~第6回魯智深(ろちしん)
義に厚い入れ墨坊主柳の木を素手で引き抜く魯智深は、本名を魯達という。物語では、身長が2㍍近くある巨漢で、粗野な性格ではあるものの、曲がったことを嫌い、弱者を助ける義侠心に富んだ人物として描かれてい…
水滸巡礼~108の足跡 ~第5回欧鵬(おうほう)
梁山泊にはばたく山賊最後まで前線で戦う欧鵬は、黄門山に拠を構える山賊の長として、仲間の蒋敬(しょうけい)らと共に、500人もの荒くれ者たちを束ねた。長身で逞しい体つきをしており、重い武器を軽々と使って、今にも飛び立ち…
水滸巡礼~108の足跡 ~第4回蒋敬(しょうけい)
武術と算術を併せ持つ梁山泊の会計管理専門蒋敬は梁山泊に入山する前は、黄門山と呼ばれる山賊の一味であった。元は書生として学問の道を進んでいたが、官吏採用試験「科挙」に落第し、山賊に身をやつす。槍棒を使い、兵法にも通…
水滸巡礼~108の足跡 ~第3回宣贊
醜さゆえの悲運な人生 神の矢をも凌いだ武人宣贊は、大地にその名を轟かす英傑の星「地傑星」の生まれ変わりとされる。作中では、梁山泊五虎将の1人、関勝(かんしょう)の副官として活躍した。官軍に属していた宣贊は…
水滸巡礼~108の足跡 ~第2回武松
頼るは己の拳のみ素手で虎を退治した漢武松は、深い傷を負う運命を持つ、天傷星の生まれ変わりである。作中では片腕を失くすが、拳法を頼りに華々しく活躍。鋭い目と太い眉を持つ精悍な大男で、大の酒好きとして描かれる。武…
水滸巡礼~108の足跡 ~第1回・宋江
仁徳で人を集めた頭領水滸伝はここから始まる宋江は、聡明さと慈悲さを兼ね備えた天魁星の生まれ変わりとされる。特に武芸に秀でている訳でなく、突出した能力もないが、義に厚く、困った人には手を差し伸べる。そのため、人々か…
民族訪ねて三千里 ~第55回マオナン族(毛南族)
勤勉さが生んだ文化菖蒲の鳥が幸を運ぶ広西チワン族自治区北西部の山間部に暮らすマオナン族。非常に勤勉で手先の器用な民族として知られ、〝土能生黄金(土は金を生み出す)〟という言葉を胸に、農耕と牧畜に日々勤しむ。今では…
民族訪ねて三千里 ~第54回タイ族(傣族)
昔から続く自然との共存 孔雀のように羽ばたく自然豊かな河川流域に暮らすタイ族は、新石器時代からその存在が確認されている。昔から穀物や野菜、魚、昆虫を主な食糧とし、竹を骨組みにした、「竹楼」と呼ばれる高床式住居に暮らす。…
民族訪ねて三千里 ~第53回チベット族(蔵族)
人、自然の神々が宿る 猿と魔女の子どもたちチベット族はその多数がチベット仏教を信仰し、チベット自治区を中心に、四川省、雲南省、青海省北部などに分布する。同じチベット族でも言語が異なり、自治区内の言語を「衛蔵」、四川省、雲…